1380aa00.jpg 新聞やテレビのニュースでは『普天間基地問題』は理解できない!!

 表面的なこと、首相が米軍基地を沖縄から追い出すと公言した。
 キャンプシュワブ沖に移転すると、希少なジュゴンの生息地を奪ってしまう。
 徳之島移転では、住民などが反対する。


 しかし何が問題なのか、戦後に日本が、未だにアメリカに占領され続けているという事が問題??
 米軍関係者が、日本人に対して、殺人強盗、暴行等の危害を働く?
 航空機が、五月蝿くて、夜も寝られない?

 主張は、理解できる。

 しかし、どう考えても本質の議論ではない!!


 子供と話してみた。

 アメリカとしての問題点:
米軍には、陸、海、空、海兵の4群(沿岸警備隊を入れると組織上5軍) があり、組織的にも独立している。・ 過去には、朝鮮戦争、ベトナム戦争、東西冷戦、そして現在は、軍事台頭しようと試みる中国がある。それらの紛争地域に対して、沖縄本島の地政学的重要性がある。
・普天間基地は海兵隊の基地であり、沖縄周辺の島々が他国に侵害された時、それに対応する組織としての特性として、海兵隊は不可欠である。
・アメリカは、第二次世界大戦後、世界の警察として機能しいこうと意図した。
・しかし表面上の、軍事経済学的計算からしてみては、米軍年間予算約50兆円と比べて、日本の思いやり予算は2千億円レベル。
・一方、米軍総数は2008年度で144万人、うち在日米軍は3.8万人で約2.5%の人員である。単純計算すると、そのための軍事費は50兆円x2.5%=1兆200億円。つまり思いやり予算を引いても、在日米軍のためにアメリカは年間1兆円を持ち出しで、日本に駐留し続けてくれていることになる。
・では特に、1980年という東西冷戦体制が終了した時点で、極東領域で、軍事上問題となる国
   ・・・それは中国と北朝鮮である。であれば何故、中国の軍事的台頭を許すほど、経済的繁栄をアメリカは許したのか??
   ・・・何で、米中貿易額を大幅に増加させ、中国に莫大な外貨準備を許したのか??・・・また何で中国に核武装を許したのか?何で宇宙開発を許したのか?何で中国を戦後国連常任理事国に加えたのか?
   ・・・大きな疑問である!
・確かに、経済は、大きな波がないと、物が動かないし、儲けや損失は発生しない。そのような商業主義的なイデオロギーが、効率的、より金を使わなくても世界の警察として地位をアメリカが占拠し続けることが出来るという軍事的なセントラルドグマの維持、軍事的なイデオロギーなどを上回り、現在の極東地域における軍事的に不安定な状況を再び招くことになったのか・・・?
・細かいことをあげると、沢山あるのであるが、大きな点としてこの様な事が上げられる。

では中国としての問題点:
・まず第一、中国の国家体制は、情報統制を敷いているという点で、非常に閉鎖的である。
・内政と外交に対して、実質的には、一部の中国共産党の中枢の人々だけで、強権的に行動しているように見える。例えば、内政的にはグーグル問題で髣髴される情報管制。チベット問題、新彊ウイグル地区問題などなどを隠蔽しようとしている。また外交的には、ドル中国人民元為替を、明らかに政府がコントロールしているのに、認めない。同時の航空母艦建造を実行しいている。海外の著作や物の権利を勝手に自分の物として乱用している。例えば、ディズニーランドコピー問題、最近上海万博テーマソング盗用問題、iPADコピー問題など枚挙に暇が無い。
・ また内政としては多民族国家であるという点、非常に大きな人口を抱える国である。価値観が多様であり、自国民の生命を守るという点での資源、特に水資源という点では、社会自体としての大きな脆弱さを内在している。
・ 一方で、軍事的には、すでに核武装をしているという点。航空母艦の建造を含め、海外侵略の意図があるように見えるという点。また沖縄諸島を中国海軍が組織的に航行して横断しているという点。また警戒に当たった自衛隊機、海上保安庁艦船などに、威嚇行動を繰り返している。これらは日本に対して、非常に挑発的なことを中国は行っているという事である。

これらを踏まえた日本のとるべき道:
・日本の国防を、今まで通りアメリカにお願いする!だとしたら、日本は赤字国債累積1000兆円というとんでもない状態であるが、在日米軍に対する費用は今まで以上に、アメリカに補償する心の準備が必要である。
   ・・・話しは本題から脱線するが、そもそも日本の政治家が、まともではない理由、もしくは赤字国債を連発する予算編成を繰り返し行ってきたバカ政治家と官僚は、実は、アメリカ、中国を始めとした、外国勢力からの諜報活動であったのではないか??とすら私は個人的に感じる。
・また軍備の近代化も進んでおり、基地面積という点では、今まで通りの昨日を維持させた状態で、縮小できないものか検討していただきたい。
・それが、組織上、困難であることは分っているが、普天間の基地を、嘉手納基地に集約できないものだろうか??

・一方で、全く別の対策として日本は、憲法改正と同時に、独自の軍隊を創設する。当然、核武装せざるを得ない。軍事費は、GDP比、2.5%程度、約12兆円になるので、現在の防衛省予算5兆円と比べると、約2.5倍程度になる。


・どちらにするのか、判断すべき時期に来ていると思える。

沖縄の立場:
・第二次世界大戦では、唯一の地上戦を経験させられた地域であり、国民である。
・反戦、非軍事、非軍備についての非常に強い住民感情は、痛いほど理解できる。
・そのため米軍が、日本国軍に代わっても、沖縄住民の理解は得ることが出来ない。
・であれば、全世界、特に中国、北朝鮮、(台湾)、アメリカは非軍事化を直ちに実行すべきである。

私個人の考え:
・防衛庁に属した経験もあるのは事実である。
・しかし私は医学の専門家になろうとしただけで、軍事の専門家になろうとしたのでは無い。
・私は第二次世界大戦を経験していない。
・という前提で、私が思うのは、アメリカ軍が行った広島・長崎に対する原爆投下は、人道的に、認めるわけにはいかない。また東京をはじめとする町を壊滅させるほどの大空襲も認めるわけにはいかない。
・戦争は、破壊という事の代名詞であり、創造、創生という概念は無い。物資的、肉体的にも、精神的にも、大きな苦痛、怪我、病気、死をもたらすものであり、認めるわけにはいかない。
・であれば、世界各国は、小さな組織的紛争を含めて、抑止するための出来るだけの最大限の努力、資財の投与を行うべきである。
・世界全体として、出来るだけネガティブなことを排除して、共生できないものかと真剣悩んでいる!!!