e2f9087d.jpg 日曜日の午前中のテレビは面白い。
 もちろん マスメデイアを 鵜呑みにしてはいけないという事は最近の我々の合言葉であるという事は、付言しておきますが・・・

 確かに 中国の5年に一度の全国人民代表大会・・・
 かなり混迷しているように見える。
 そして中国の大きな問題・・・

 「一党独裁」の政治機構。
 そして報道されていたような、中国の土地所有権に関係する 役人の腐敗と、土地を奪われた農民の闘争関係・・・
 この一揆に近い紛争が、国内で年間100万件とも200万件ともいう莫大な数が発生しているという事。

 この立場の対比に、明確な中国社会の矛盾、差別化社会、国の存続の危機的問題・・・
 一方で、国家がたとえ倒れたとしても、自分の得たわずかな権益に固執しようとする中国役人の人間としての性を実感できる。


 また中国役人の状況と非常に似ている構造が日本でも指摘できる。
 決して、個々の人は無能であるというつもりはないが、日本という国家全体を概観、鳥瞰して、個々の役人や政治家が、政策決定や行政できていないとしか言いようのない今の日本。


 またオバマ大統領が再選されたばかりのアメリカであるが・・・
 そして大抵の時、アメリカはもっとも民主的で、平等的であると色眼鏡で見てしまう教育を受けてきた我々日本人であるが・・・
 やはり第二次世界大戦後からの非常に特権的な立場を得ていながら、日本や中国が経済的繁栄をすることを許してしまったように見えるアメリカ・・・

 その点でも、政治機構や政策過程での問題点を指摘できるような気がする。