例えば、野口みずき選手のように、事前に非常に期待されていたにもかかわらず、残念ながら故障が原因で大会に参加出来ない選手たち・・・土佐礼子選手や、劉翔選手のように、スタートラインにはつけたが、十分にレースを行えなかった選手・・・
一方で北島康介選手のように、オリンピックの間は故障などで苦しんできたにも関わらず、非常に優秀な成績を修めることが出来た選手・・・
国を代表する素晴らしい選手たちの中でも、時に不運な選手もあり、時に幸運である選手もいる！
これも一つの人生の縮図を感じる・・・
『オリンピックは参加することに意味があるのだ！』というネパールの1万メートルの選手が東京オリンピックの際に述べた言葉が私の小学校のときの教科書には載っていたことが思い出される。
また今回、一般的な日本人には国の内情が伝わりにくい国の一つが中国ではないかと思われるが、その中国に関しては、非常に情報が伝わってきているという点で、北京オリンピックの付加価値があるように思う！
そして時として私としては、中国は日本に対して「教科書問題」とか「靖国問題」とか何かと内政干渉的な国であるなと悪い印象を強く持っていた。しかし中国の国民的アスリートの一人、劉翔が棄権したり、テニスの選手が自分が試合で負けて、その後に応援していた中国人に「だまれ！」というと、今度はバッシングの嵐である。そして何となくそれは多民族国家の中の、漢民族の中で、この様なことをしているように見える。
日本も最近、上海領事館とかバッシングで散々だったことを記憶しているが、どうやら、中国人同士でも「上げたり」「下げたり」が激しすぎる印象を持つ！！
・・・ならば外国に対しては、とんでもなく高圧的な国民性の国が中国なのだろうなと妙に納得が出来るような気がした
・・・逆にいうと少しぐらい高圧的なことを中国が行ったとしても、日本としてはそれほど気にかける必要が無いのではないか！？
つまり日本は中国と話しをするときには、相手が高圧的でも常に冷静に対処しさえすればよいという事！！
意外と日本の外交官はその前提ですでに十分対処しているのかもしれない！？
と私は理解した。
