夕方になり、日が沈みかけた頃、このホテルにわれわれは到着しました。
5時半を過ぎていたので、ほとんど暗闇でした。
大きな台風が日本海を浮上している途中ですので、太平洋側の大船渡ではありますが、日の出は朝5時20分でしたが、曇りで、ご来光を仰ぐことができませんでした。
しかし、私が滞在したこの部屋の窓からは、三陸を代表するようなリアス式海岸、そしてきれいな入江をパノラマのように一望できる、素晴らしい部屋に滞在していることが一目瞭然でした。
暗闇の中では、緑色と赤の点滅がつく、大きなコンクリートでできた防潮堤が、真っ正面の遠方に見えます。
遠くなので、それほど大きさは実感はできませんが、周囲の景色と比較してみると、きっと10メーター以上はあるのではないのかなと予想できました。
おそらくこの大きな沖合の防潮堤、これが大船渡市における、津波対策なのだなぁと理解できました。