6b60da35.JPG 創建孝霊9年、紀元前282年というので大変古い神社である。
 阿蘇の中央火口丘の北側、阿蘇谷にある。
 主祭神である健磐龍命(たけいわたつのみこと)は、神武天皇の勅命を受けて九州鎮護にあたった。
 その際、健磐龍命(たけいわたつのみこと)は外輪山から、中央火口丘を囲む満々たる湖を見下ろし、この湖を干しあげて水田にしようと考えた。そしてここぞと思って蹴破ったのが、二重峠(ふたえのとうげ)の辺りで、長陽村立野の数鹿流ヶ滝(すがるがたき)が、健磐龍命(たけいわたつのみこと)が蹴破った場所とされる。
 不思議な事に、この神話と同様、地質学的にも阿蘇山の中央火口丘の周囲は大きなカルデラ湖となっていた事が示されているそうである。

 阿蘇神社は、この健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ12神をお祭りしている。
 そして行くと驚くのが、阿蘇神社参門の左側に、バシャバシャと水がほとばしる水のみ場があり、この阿蘇神社のあるカルデラは非常に清水に恵まれている事が体感できる。
阿蘇神社220070817