adadaa74.JPG 水深1000メートルの東京海底谷(かいていこく)というのが、東京湾口から太平洋に繋がっているのだそうです。
 当ブログでも7月頃にご報告したように、私も東京湾の湾岸調査を漁船に乗って時々行っております。私が調査しているのは水深20mぐらいの、マゴチが海底を這っているようなところですが、その目と鼻の先、概ね横浜から20km辺りから、この東京海底谷というのがはじまっているそうです。

 ミツクリザメというのは明治時代、東京大学の箕作(ミツクリ)先生が発見し命名したそうですが、いかにも深海サメらしく、口は飛び出て、赤く血まみれのような顔と体!!
   ・・・著しく気持ち悪い魚に見えました。

 その世界的にも珍しいミツクリザメが、最近と東京湾近辺で、148匹も取れたという報告があるという事から、テレビの人たちは取材を開始し、その生きて泳いでいる姿を映像に残そうという試みでした。

 ところが、その生きている姿は、目は大きいですが、口は飛び出ていなく、泳ぐのがゆっくりで、敵にやられやすそうに見えました!
 そして最大の驚きは、偶然このサメにまつわりつくダイバーに対して、突然その腕に噛み付いた瞬間です!!
   ・・・しまっていた顎が全体的に長い鼻の先まで飛びついて、噛り付いたのです!!
 (ウィキペディアをみて更に驚いたのが、昨日のこのテレビの内容が、解説されていたことです!)

 動きの遅いこのサメ、餌をとるときだけ、引っ込んだ顎を迅速に前に突出させることにより、捕食しやすいように進化した可能性が高いとの事!!

 とっても勉強になりました!!

 また東京海底谷、これまでは『海の砂漠』だと思われていたのに、最近は東京湾の水質が改善し、生活などの汚水が綺麗になり、ヘドロとならずに、プランクトンが多い状態となり、海底の楽園になっているようであるというのも、嬉しかったです!!