6acbc565.JPG 福田首相は、日本の政治を担うのは、自民党しかないと考えている!
 そして福田首相は日本をもっと良くしたいと考え、政治に身を投じてこられたのだと思う!

 そのため本当は自分が出来るだけ永く、自分が思い描いていた日本となるように精一杯努力をされたのだし、努力したいと願われていたのだと思う!
 だから唐突な印象を持った人が多いタイミングではあったが、自民党の支持率が自分の任期中、自分の選択の中では最も高くなると期待できる次期であると判断され、自分の首相としての首を自分ではねた!!(辞職された)
 つまり自分の支持率の低さでは、自民党の存続に問題があると懸念して、自分よりも支持率が高そうな人に政権を継承しなくてはならないと判断し、辞任された。
  ・・・そして出来るだけ総裁戦のニュースがマスコミで取り上げられるように仕組んで
  ・・・緊迫した日本、それを救う政治をクローズアップさせて
  ・・・マスコミに自民党から宣伝費を払わなくて済む形で出来るだけ自民党の宣伝をしてもらって
  ・・・とことん次期総裁の支持率を上げた状態で後継総裁に引継ぎたいと意図していたはずである!!
  ・・・そのためにもっと永く首相で居たかった自分の意思に反して、敢て心を鬼にして辞職を決意されたのであった!!

 複数人の総裁候補!
 崖っぷちの日本!
 12日間17地点での総裁候補の街頭演説!

 そこまではシナリオ通りであった!!

 福田首相もこれならば自分が早めに辞職した甲斐があった!!
  ・・・と少しだけ安心できる気持ちになれた・・・

 しかし現在の自民党には最初からしっかりしたプロデューサーが居ない事が痛いほど良くわかる!!
  ・・・だから駄目な自民党なのである!!

 総裁候補者が一時期7人も出て、その中で到底民意を反映していない人まで出てきたところには違和感があった!
  ・・・1党から7候補も出たら、自民党が纏まっていない事を露呈しているではないか?
  ・・・これでは最初から茶番劇、喜劇の予感が漂いまくるではないか??
 しかし途中の『崖っぷちの日本』の演出は、崖っぷちではない!!
  ・・・総裁候補が和気藹々と談笑する演説会!!
  ・・・一般国民が、政治家以上に危機意識は持っている筈が無いではないか
  ・・・政治家が真剣な顔をするから、国民も政治家の真剣さに引きずり込まれるのではないか!
  ・・・そして危機を救うのは自民党しか居ないというストーリーを洗脳しなくてはならないのではないか!!
  ・・・5人の候補はニコニコして談笑して、手を繋いでいるのである!
  ・・・日本は平和なのである!
  ・・・別に自民党でもどの政党の政治家でも、みんな真剣ではないので、誰でも良いのである!
  ・・・もしかしたら日本の財政を健全化するためには政治家にかんする国費など要らないのである
  ・・・という結論になってしまうではないか!!

 そして確かに『事故米』問題、『リーマンショック』などいくつかの大きなニュースが出来て、自民党総裁選の視聴率を下げた。
 『事故米』では、日本の農政行政は、『崖から転落していた』事を如実に実証した。日本人の主食である米ですら、10年以上前から毒が盛られていても行政の目は節穴であった!!
  ・・・『性善説』論??と馬鹿げた言い訳をして、大臣、事務次官がとりあえず辞職して
  ・・・政治家も官僚も、馬鹿丸出しであった
  ・・・その深刻さを知るほうが、総裁選などよりも興味があるのである。
  ・・・自民党の総裁が誰になろうと、何も変わらないと昔から日本人は思っているのである。知っているのである!!
 本来は農政、もしくは漁業や林業等は、国策の根幹である筈である!!なのに自民党、日本農政行政を、二流、三流の行政機関であると見下して疎かにしていないであろうか?そして最近の内閣は、??農水相のときの『カイワレ大根(O-157)』、武部農水相の時の『狂牛病(BSE)』問題、松岡農水相の事務所費問題と自殺、赤城農水相の事務所費問題と辞任
  ・・・大田農水相の事務所費問題?と『事故米(毒米)』問題と辞任
  ・・・これだけ続いたら農水省は自民党の鬼門といえるのではないか??
  ・・・自民党は本来、地方の農村漁村に支持基盤があった筈ではなかったのか??

 『リーマンショック』では、『アメリカでは・・・ヨーロッパでは・・・何十年も前から〜〜していたのである・・・』と唄われた、日本人が神の国と崇拝する欧米でも、全米第4位の証券会社、日本の証券一位の野村證券の2倍以上の規模の会社が倒産するのである。
  ・・・少子高齢化で、疲れてしまった段階の世代など、いろいろな人が非常に魅力的な不労働所得が得られる筈の、証券市場でとんでもないことが起こっているのである。
  ・・・虎の子の退職金がどんどん目減りして行っているのである!!
  ・・・世界経済も『崖っぷち』ではなく、すでに『崖から転落』
  ・・・『フリーフォール』状態なのではないか??

 『年金問題』・・・公務員による集団詐欺、横領で少子高齢化の日本の労働者の老後の生活費が無くなっていたのである!!
  ・・・政治が余りにいい加減であるから、このような事件が発生し、1年以上経っても被害の全容が不明であるし、解決の糸口ですら掴めないでいるのである!!
  ・・・社会保険庁の人は全員が善人だったのである!!
  ・・・『性善説』なのである!!

 これでは、自民党の支持率は、福田首相が続けていたのと余り変わらない程度に落ちつしてしまうのではないか??
 総裁選後、直ぐに衆議院解散総選挙、内閣総辞職というストーリーが当初は輝きを持ってイメージできた
  ・・・その衆院選で自民党が3分の2以上を獲得できれば、自民党も胸を張って、例え国会がねじれていても、参院で否決された法案を、『衆院で再可決するという事を民意は選択した』といえる根拠になる。
  ・・・しかしこれなら、今のまま自民党が存続する限り、ねじれた国会での法案を強引に衆院で再可決するという手法しか取れないし、政治的効率は著しく低い状態で立法を繰り返すぐらいしか出来ることは無くなってしまう
  ・・・もしくは小泉元首相が衆議院選挙で大勝したときに、今の状態を見越して、『これでしばらくは参議院は無用な状態になった』と宣言して、今のように例えねじれていても、政府自民党は、『粛々と法案を衆院で通す権利がある』と世論に対して根回し、宣伝しておけばよかったように、結果論ではあるが今の私にはそう思える!!
  ・・・まあ元々、小泉元首相は『私が自民党をぶっ壊す!!』と言ってしまっていたので、自民党を擁護するような宣伝は自己矛盾があることであり、小泉元首相がそのようなことを言っていればと考えること自体、ありえないことであったといえばそれまでの事である。
  ・・・今となっては大変残念である!!

 これなら福田首相が補正予算を組んだほうがもっと良かったかもしれない!!