想像するだけでも、吐き気を催す惨状が目に浮かびます。

 スピードを落として、大体20〜30kmのスピードで人を撥ねたという車の運転手は、午前4時、当然飲酒をしていて、それが発覚するのが怖くなり、たとえひき逃げであろうと、たとえ被害者を引きずっていようと逃げてしまおうと判断したのであろう・・・

 飲酒で運転しても大丈夫だよ!
   ・・・夜も遅いし、警官もいないし
      ・・・事故を起こすことなどありえないよ!
 当然、横断歩道を横切るときにも、スピードは出したりはしないし!・・・

 何でこんなスピードなのに人とぶつかることがあるんだ!?
   ・・・こんなスピードだから、ぶつけられた人もそれほど怪我はしていないよな〜〜!?

 何でぶつけた人が、後ろに倒れていないんだ・・・?

 何か変な音がしたり、アクセルに抵抗があるような気がするぞ〜〜!?

 まさか車の下に入って引きずっているんじゃないだろうな??

 やっぱり引きずっている!??

 これじゃ飲酒死亡事故じゃないか!!

 そうすればいいんだ!!

 しかし被害者は、加害者よりも何百倍も苦痛を味わい、加害者を恨み、自分の人生の不幸をうらみ・・・自分の人生に大きな疑問を感じながら無くなっていかれたのだと思う・・・