d7124897.JPG 確かに、ここ10年ぐらいの厚生行政には大きな問題がありすぎる!!
 (以下、一部不正確な記載もあるかもしれませんが、関連あるものと私が認識しているものの主たるものを記載しました!)

 年金問題
 後発品(ジェネリック)の一方的な推奨
 後期高齢者保険制度
 国立病院、大学病院などの独立法人化

 さらに遡ると

 介護保険問題
 院内薬局の院外薬局化
 大学医学部や医科大学の定員数削減
 看護師不足
   ・・・その他沢山!!

 確かに厚生行政の悪さのために、日常生活に大きな支障をきたすことになってしまった個人は数え切れないだろう!
   ・・・年金に関してなど5000万人分の消えた年金!?などといわれており、その他、医療の問題では、殆ど日本国民全員の日常生活に関係がある!!

 しかしこれは旧厚生省関係の事務官(官僚)に問題があったかというと、事務官だけではなく、政治家にも問題があった。
   ・・・では厚生省だけが悪かったのか?というとそれは国の経済を狂わせてしまった可能性の指摘できるその他の省庁にもそれなりの問題があり、多重的に問題が重なり合って、今の酷い日本になってしまったと考えるのが妥当であろう!!
   ・・・勿論、最近ではJWブッシュに代表される外国の問題ある為政者の影響も多分に今の日本は受けていると判断できる!!

 ただはっきりいえるのは、どの役所の高官であろうと、その妻は自分の生命で償わなければならないと判断されるような罪を犯してはいない!!
 当然、政府や組織の責任者には、何かしらの責任はあるし、しかし特定の個人が自己判断で裁くという事は許されていないというのもはっきりしている!!







 年金問題・・・これは余りに罪深い!未だに全容も解明されていないし、対策も取れていない。政府を挙げてうやむやにしてしまおうとしている意図すら感じられる!!

 後発品(ジェネリック)の一方的な推奨・・・医薬品の品質管理が十分とは判断しにくい医薬品であっても、値段が安いから後発品にしなさいという指導である。当初は、後発品を選択してよい場合に関してのみ、処方医の了承を求めていた。
   ・・・当然である!
   ・・・しかし現在は、先発品(品質も高いが費用も高いという従来の医薬品)にしなくてはならないと判断したならば署名が必要である。一方署名が無い場合は、同じ種類の後発品であればどの製薬会社が作ったものでも変更して構わないという決まりになった。
   ・・・それにもかかわらず薬害が生じたときには処方した医者の責任を追及できるのだろうか??患者の健康は守られているといえるのであろうか??

 後期高齢者保険制度・・・私は医療従事者であるが、何で今までの制度を変えて新しくしなくてはならなかったのか?その意図ですら未だに理解できていない!

 国立病院、大学病院などの独立法人化・・・基本的に病院は経費がかかりすぎる。しかし国民皆保険に基づく診療報酬は、数年ごとに数%ずつ削減されてきている。しかも国立病院や、大学病院などの特に経費のかかる病院を独立法人化した。つまり国家予算などでの優遇を受けにくくし、将来的には大病院においても経営の改善化が達成出来ないときには破綻するリスクを負わせた。
   ・・・これは医療の質の低下を招く政策であり、病院数を減少させる政策である!

 さらに遡ると

 介護保険問題・・・介護従事者等、人材や施設などのハード面での整備の無いまま、いきなりスタートし、介護を受ける側、一般の就労者には費用の負担が発生し、医師は介護認知書類を作成しなくてはならなくなった!
   ・・・そして一方的に(制度的に)徐々に介護認定基準を厳しくすることにより、老人に対して費用を今までよりも少なくしか使えなくした。当然、必要十分の医療費は65歳以上の人々に認めないのであるから、今までは無償や定額で出来ていた医療行為等が、有償、高額化した。
   ・・・国の負担を減少させ、個人の負担を上昇させた!!

 院内薬局の院外薬局化・・・病院と薬局を分離することにより、薬価差益があるとしたときに、その差を減少させようと制度的に推奨した。勿論、患者は病院に行って、さらに後に別組織の薬局に行かなくてはならない。また処方箋を媒介にしているが、病院側としては薬局を指定出来ないこともあり、また患者が立ち寄った薬局に処方箋薬の在庫が無いという事など、色々なリスクを増やすことになり、患者の利益・利便性を阻害することにもなった。また薬自体の薬価と納入価の間に差益が無いと、破損したり使用期限が限られている薬自体を管理するための必要最低限の利益ですらも捻出できないようになってしまった!

 大学医学部や医科大学の定員数削減・・・1980年代に、医師過剰時代が来るとの見積りから、医科学生の定員数を1〜2割程度削減した。その結果は最近の医師不足に拍車をかける結果となった。
   ・・・特に地方において、医師数確保が出来ないための病院の縮小、閉鎖などとなってしまった。

 看護師不足

   ・・・その他沢山!!