『人の大脳は、何かを成し遂げた時の幸福感と同様に、自分が嫉妬したり反対して、その対象に不幸が起こると、幸福感を感じる時と同様の脳の部位での活性化が起こる』
非常に単純であるし、日常の我々の行動と心理のパターンからすると、当然に近い結果である。しかしこれを大脳生理学的に証明したという事は非常に重要なことである。
つまりある人にとっては、非常に重要な問題があり、それを克服しようとする。そのためにそれなりの努力や犠牲を払って、自分の目的を達成する。そして達成された時には達成感、幸福感を味わえ、幸せなのである!
一方で、そのように何かを達成しようとしている人を見て、いかなる理由かで、その人が目的を達成しないように願う人がいた時、達成しようとした人が達成できない時に、その人は達成感、幸福感を味わい、幸せなのである!!
そのように人間は元々出来ているのである!!
信じられない幸福な事が起こったとき、大抵の人は幸福感、達成感を覚える。一方その事に嫉妬している人は、その幸福なことが起こらないことや、起こった幸福な事が失敗に終わることにより、幸福を感じるのである。
逆にとんでもなく不幸なことが起こったとき、大抵の人は不幸であるという感情を共有するであろうが、それを幸福感を持って受け入れる人がいるという事である!!
最近のいくつかの大きな問題
・・・地球温暖化
・・・核兵器の廃絶
・・・経済危機の克服
いくつもの大きな懸案があるが、そして大抵の人はそれを解決しようとする。そのために大きな犠牲を払ってでも成し遂げようとする・・・しかし一方で、それらの大きな問題が解決されないことで幸福感を感じる人がいるのである。
それらの問題がこじれ続けて、人類が滅びようとも、それが当たり前のことと感じられ、幸せであると感じる人がいるのである!!
それが大きな問題なのである!!!