f11e48f3.JPG 私は以前から自認しておりますが、日本史(世界史も)には大変疎い!
 高校1年の時、担任の先生から母が呼ばれて話しをした。
 母は、先生が私のことを当然褒めてくれると思って、学校に赴いたそうである。
 その担任は『日本史の時間に、二人寝ているやつがいるとしたら、その片方は貴女の息子さんです・・・!』
 といわれて大変恥ずかしい思いをしたそうである。

 また私は日本史の先生から
 『どんなに頼まれても、お前の質問にだけには答えない!!』
 と宣言された記憶があります!

 そんな私、最近は、歴史的な事実に関して、官軍の歴史を習得するという態度で理解するより、(医学を専門にしている)私の中の価値観、常識、人情で歴史は理解すべきではないか??と常々感じておりますし、余り大きな間違いが無いような気がします。またその私の価値観めいたものは、世間で言われている偽像を見抜くことが時々あるように思いますし、参考になると感じております。
 ですから映画やドラマ、書物などで、時間があるときに接する歴史物には、毎回といってよいほど勉強になったという感動、感謝の念を覚えます。

 今回、テレビ朝日50周年記念ドラマ『落日燃ゆ』では、広田弘毅元首相は、A級戦犯では有り得ない・・・と描写されている!
 戦前の陸軍は特に、内閣の存在にはお構い無しに、独自に作戦の立案と実行を行っていた、と描写されている!
 そして日本の予算の50%ぐらいが軍事費であるという、とんでもない予算編成の時代であったと描写している!
 ・・・リアルであった!!

 そこでですが、以前から言っているように『靖国問題』
 私は、いかなる理由があろうと、第二次世界大戦に従軍した人たちは、我々の先祖であり、ある人たちは、指揮をする立場、ある人は指揮を受ける立場にあった筈です。
 日本は第二次世界大戦に敗戦した。
 であるから誰かの責任を追及しなくては、もしくはされなくてはならない!
 誰かが悪いと決めなくてはならない・・・
 しかし靖国で祭られている神様は300万人?
 戦争で犠牲になった人?
 戦争で犠牲を出した人?
 愛国心がなかった人?
 愛国心があった人?

 色々な可能性の人、人は内心、時に愛国心を強く持ったり、弱く持ったり、利己的になったり、利他的になったり、人の命を救ったり、人の命を奪ったり・・・

 戦犯との合祀は許せない?
 戦争に関して、全く責任の無い人はいないはず・・・
 戦争の責任の全てが、その人の責任であるといわれる人もいないはず・・・

 しかし靖国に眠っている人は、全て我々人類の先輩達であることは間違いが無いことである!!
 して死という、人生で最後の(つらい)思いをされた人たちが眠っているという事も、間違いの無いことである!!
 そこに眠る人たちが、戦後日本の礎となったという事も、間違いの無いことである!!

 それ以上の区別が必要なのであろうか??