5552fa67.JPG という、マヤ文明を扱った2006年Mel Gibson監督の映画を見た。
 『ヨハネの黙示録』という意味であろうか?
 ウィキペディアでは、いくつもの批判が寄せられている映画であることが判る。

 確かに見たことが無い俳優ばかりである。
 しかし、CG(コンピューター・グラフィクス)であるとしか考えられないが、
   沢山の死体が出てくるシーン、
    生贄の首が階段を転がり落ちるシーン、
     生贄の体が階段を転がり落ちるシーン、
      主人公の妻が水中出産するシーン、
       その他弓矢が飛び交ったり、
 あらゆるところで、我々がリアルであるとイメージしている通りの描写がなされていた。

 迫力のある映画であった。
 また原始とまでも言わないにしても、未開の人間集団のイメージが伝わってきたし、逆に現代社会の、とてつもないエネルギーを使った社会は異常なんだという事に、気付かせてくれた映画であるともいえる。
 
 しかし文化的に、あれほど沢山の生贄、しかもそれは人間なので、そんなに沢山の人間をむやみやたらと殺すという事があったであろうか?
 それらの生贄を命がけで捉えてくるという事に、正当性や合理性があったであろうか?
 いくつかの点には、疑問が残った。

 しかし古代人は大抵太陽神をあがめている。
 それは農耕民族でも、狩猟民族でも、どちらにとっても太陽は日常生活上、大変重要な存在であったことには容易に肯ける。

 日本の神道の天照大神
   ・・・それと仏教における大日如来
     ・・・少しごっちゃになって偶像化もされた太陽信仰・・・
 一方、
 キリスト教は、イエスキリストという、一人物を神としてあがめている。
  またアッラーも、太陽では無さそうである・・・

 太陽信仰は、原始的な印象を持ち、逆にそうではない宗教もあるという点では、それらの宗教は、むしろ特殊な感じがする!