9f91d7df.JPG 何となく『格差社会』という言葉が、巷には溢れているような気がする。

 しかし私には、漠然と『格差』があるという事は理解できるが、逆にいうと、二人の人間が存在するだけで、格差は出現するのではないか?という事である。
 勿論、『格差』という言葉と、『差』との違いもはっきりとは認識できない・・・

 以前にもコメントしたかもしれないが、アメリカと日本の給与体系の差について考えてみる。
 例えば、アメリカでは年収10億円以上程度から、エリートと呼ばれるそうである・・・
 では日本では大企業の社長でも1億円以上の年収の人は多くは無いそうである・・・

 ではアメリカの軍人の給料、最も低い階級で入隊した新兵と、将軍との年収の差はというと、100倍程度の違いであると聞いた事がある・・・
 日本の自衛隊は?というと、新入隊の2士の給料と、幕僚長の給料の違いであると思われるが、2士が200万円台、幕僚長は2000万円いくであろうか?
   ・・・大体、10倍ぐらいだと聞いている・・・

 日本は格差社会、もしくは格差が広がっている社会であるといわれている・・・
 では、日本とアメリカとどちらが格差社会なのであろうか??

 つまり上と下とに差がないという事は、有り得ない・・・
 かといって、何かしら差があるから『格差社会である!!』とヒステリックに叫んでみても、余り意味のある行動には思えない!

 問題なのは、標準的である家庭、これも一概には言えないが、例えば夫婦と2人もしくは3人の子供が生活するために必要な最低経費を基準に、その額の例えば1.5倍に満たない人たちの比率だとか、そのような指標の設定が必要なのではないだろうか??
 問題なのは、社会や家庭が、再生産することが出来るための必要経費と自分が得られる給与の差ではないのかと、私には思える。
 そのような数字を算出することは、すでに成されているものであろう
   ・・・そしてそれに満たない人が、どの程度存在するのかという事をはっきりさせて議論する必要があるのだと思う・・・!!
 また住みやすい社会とは、食費、教育費、住居費などの生活の必要経費が少なく済む社会のことである・・・!!
 それらのどこを如何に改善していけばよいのかは、各論として明確な議論が出来ると思う!!

 その議論が、少子高齢化、経済が衰退していく、環境破壊が酷くなる
   ・・・等の沢山の社会問題を解決していくことが出来る鍵である!!
 また中途半端な福祉論を廃絶して、基本として働ける筈の人は働いて社会貢献に努めるという事も重要なポイントである!!