39259c84.jpg 降って湧いたように、裁判員制度の話が、昨年出てきて、その選定は過去に刑事犯を犯した人だとか、現時点で病気療養中の人だとか
   ・・・実際私の患者さんも、裁判員に選定されて
 『先生・・・どうしましょう??
   ・・・私の健康状態では無理だと思うのですが〜〜』という、
    患者さんもいらっしゃいました!

 また、人が人を裁くというのは、非常に難しいことです!

 専門の仕事として、司法試験に合格し、その際の成績が優秀な人たちが、まず裁判官になる
   ・・・検事や弁護士より、成績が優秀な人達が裁判官になるのであると、私は聞いたことがあります・・・!

 なのに、一般の人たちから、裁判員を選んで、判決を出させる・・・

 私は無理なことではないかと思います。
 
 準備期間も短く、また上記したように、準備もずさんです・・・!

 そして何より、その目的が伝わってきません!!

 裁判官は、官僚だとは思いませんが、仕事が忙しいのが嫌だという事でしょうか!?
 今の待遇では、納得できないという事でしょうか!?

 しかし裁判員を教育するという、一般人である裁判員の意見をまとめるというのは、今まで以上に手のかかる作業のような気がします・・・

 一体誰にメリットがあるのでしょうか??


 あと蛇足かもしれませんが、こんなことを言っている自分、取りあえず今回は裁判員に当たっていません
   ・・・だから、取りあえずは今回は、それほど大きな声で『疑問を投げかけなくてもいいや!』と思っている自分を感じます。
   ・・・恐ろしい人間の心理です!
   ・・・これは行政側の人たちは、いわゆる『なし崩し』を狙ってこんな制度を導入するという事も、作戦なのでしょうか?