20ece676.JPG 昨年7月に具体的に経済問題となったサブプライム問題であるが、当時にサブプライム関連の融資額は150兆円規模であった。
 しかし当時より全力を挙げてFRB(アメリカ連邦準備局)、ECB(ヨーロッパ中央銀行)等、迅速且つ大胆に自体を収束させようとして最大限の対策を打ち出しているように見えた。・・・そして1年は経ったのであるが、終息したといえる状態ではない。・・・その理由はサブプライム関連の資金を、いろいろな形でのファンドの対象として組み込んだ商品(デリバティブ)がどの程度あるのかの評価が、デリバティブの性質上著しく困難であったという事が上げられる。・・・つまり儲かるときは嬉しいレバレッジ効果が、大きな損失のときに効いてしまったので、全世界を挙げて(欧米経済圏ですが)大きな損失の連鎖を起こしてしまった。

 欧米は日本とは違い、「対応が迅速だとか・・・何だとか・・・」とか最初こそは、欧米経済の修復力に期待が寄せられていたが、自体はそれほど簡単ではないことは、この1年間の経緯を見ても理解できるし、今後、更に壊滅的な傷跡を残しながら、サブプライム問題は取り沙汰されていくことが予想される!!

 1991年ごろの日本のバブル経済崩壊と、それに関連した「失われた10年」、2003年長銀の破綻など、そして今回のサブプライム問題の余波による不況・・・最近20年は日本の経済はつらい時期にある。

 今回は日米のもっとも基本的な経済指標であるGDPと人口、面積について、認識を新たにし、素人ながらアメリカを少しずつ具体的に認識していきたい。
 日本の2007年名目GDPは516兆円(実質567兆円)(4兆3500億ドル:世界2位)、人口12730万人、面積38万km2である。

 一方アメリカはGDP13兆8500億ドル(世界1位)、人口3億人、面積963万km2である。